世の中に浸透している季節歌 クリスマス=山下達郎クリスマスイヴ、雛祭=ミニモニ。ひな祭り、バレンタイン=国生さゆりバレンタインキッス

ハロー！プロジェクト所属のアイドルグループ「モーニング娘。’24」の生田衣梨奈（26）が昨年11月、グループ10代目のリーダーに就任した。同期加入した前任の譜久村聖（27）からバトンを受け継いだ生田は在籍期間が今年2月末時点で4800日を超え歴代最長記録を更新中。満を持して大黒柱となった新リーダーが本紙の取材に応じ、グループのさらなる飛躍のために3つのマニフェストを掲げた。（江川悠）

◆「モーニング娘。’24」生田衣梨奈、インタビューで見せたさまざまな表情【写真複数】

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　愛称は「えりぽん」で、SNSには「＃えりぽんかわいい」とハッシュタグを付ける。8代目リーダー、道重さゆみのDNAを受け継ぐ自己愛の強さだが、自分に限らずかわいいアイドルが大好き。裏表のない性格も相まって、後輩達からの信頼も厚いようだ。約9年もリーダーを務めた前任の譜久村をサブリーダーとして支え、そのバトンを託された。

　「聖からは『えりぽんなら大丈夫。変わらずにそのままでいいと思う』って言われました。17期が新メンバーで入ってきて、私もリーダーとしてはルーキーだから、分からないこともできないこともたくさんあるけど、それをメンバーが『こうですよ』って支えてくれる事がすごく増えたから。思ったよりそんな気負わなくてよかったんだなって感じています」

　グループをけん引する立場となり、自身が加入直後にチーフマネジャーから受けた言葉をあらためてかみしめている。

　「『（オーディションを受けた）9000人の中のたった4人のあなたたちが選ばれたんだから、9000人分の気持ちを背負わなきゃいけないよ』と。それを今でもちゃんと肝に銘じて活動しています。アイドルとしてめちゃくちゃ忘れちゃいけないことです」

　リーダー就任にあたり、歴代のリーダー経験者にも報告したところ、先輩達も「生田なら大丈夫」と異口同音に発したという。

　「今までの歴史も大事だし、そのときの雰囲気も大事だけど、自分が思うステキないいモーニング娘。にできたらいいんだなっていうのをすごく感じました。みんなを引っ張っていく綱をちゃんと先頭で引っ張っていけるような人になれれば。後輩たちが息詰まるようなグループにはしたくないなって思いました」

　そのために生田がまず目指すのは「（1）弁当ルールの撤廃」だ。モー娘。では昔から差し入れの弁当は先輩から順番に好きなものを選ぶのが暗黙の了解になっている。

　「上下関係も大事だとは思うけど、おなかがすく順番なんて先輩からと限らないし、後輩の方が（現場への）入り時間が早かったりもするから、そういうの（ルール）はいらないんじゃないかなって。私は結構言うんですよ。『（先輩より先に）取っちゃえ』とか。臨機応変に、時とともに流れを変えていかなければいけないなって思います」