モー娘。石田亜佑美「慢心している私の鼻を折ってくださった」恩師夏まゆみさんに涙で感謝

モーニング娘。やAKB48らを育て、がんのため61歳で亡くなった振付師でダンサーの夏まゆみさんのお別れ会「魂に出会う会」が28日、都内で行われた。モーニング娘。’23の現役メンバー8人が出席し、涙で感謝を述べた。

　メンバーを代表してマイクの前に立った石田亜佑美（26）は「夏先生、おはようございます。モーニング娘。’23です」と涙で声を詰まらせあいさつ。出会いとなった11年のオーディションを振り返り、「人よりは踊れると慢心していた私に、『モーニング娘。になったらもっと広い世界を見ることになる』『あなたはまだまだ全然だ』って、私の鼻を折ってくださいましたね」と涙で語りかけた。

　「もっとうまくなれる、表現できると自分を試し続けた」とし、22年に仕事を通してほめられたという。「『見ていてワクワクした』と、一番うれしい言葉をいただきました。モーニング娘。として歩いてきた道は間違っていなかったと自信にもなりました」と感謝。「これからも、限界はないんだと、ブレークし続けるモーニング娘。をつないでいきますので、どうか見守ってください」と話していた。

　夏さんは初期のモーニング娘。やAKB48などを中心に、300組以上のアイドルや芸能人を育てたダンスプロデューサー。93年、米ニューヨークのアポロシアターに日本人で初めてソロダンサーとして出演し、98年、冬季長野オリンピック閉会式の振り付けも考案・指揮した。6月21日、がんのため死去した。